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[ #●●の体験 ]真面目な男[ #蒼井そら ]

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俺と沙織は、従業員が10人という小さな印刷会社に勤める同僚だった。
俺は高校を卒業してこの印刷会社に就職、今年36歳になる。

沙織は、この春、短大を卒業したばかりで、この会社の事務員として働いていた。
その夜、二人が勤めている会社を今年定年退職する男性がいて、送別会が会社の
近くにある飲み屋街で行われた。

俺と沙織は、普段からそんなに仲のいいほうではなかったが、酒に弱い沙織が今
夜は飲みすぎて酔っ払ってしまったため、沙織と家が一番近い俺が、沙織を送るはめに
なったのである。

日頃から真面目な俺だ。
俺 が送り狼になるなどいう疑念は誰もいだかず、沙織を俺にまかせた。俺と沙織以外の
者は、二人に別れを告げると、そのまま次の店へと繰り出した。

俺は、酔って足元をふらつかせている沙織を抱きかかえながら、終電になんとか
間に合うように駅へと急いだ。
少し歩きはじめたところで沙織が「うっ、く、くるしい」としどろもどろながら
言った。

「大丈夫か」
沙織は「だ、だめ、歩けない」と言ったかと思うと、そのまま地面にへたりこんでし
まった。
俺はそれでも、なんとか沙織を抱き抱えると、また駅に向かって歩き出した。
抱きかかえる俺の腕に、こぶりながら柔らかい胸の感触が伝わってきたが、元来、生
真面目な俺の脳裏には、まだいやらしい男の感情は芽生えていなかった。

そして、また少し歩くと沙織はさきほどのように地面にへたりこんだ。
俺は(まいったな、これじゃ終電にまにあわない)と心でつぶやいた。
「おい、歩けそうにないのか」
と沙織に聞いたが、沙織は首を横にふるばかりだった。

終電に乗ることを諦めた俺は、沙織を少しの間その場で休ませると、また沙織を
抱きかかえて、タクシーに乗るために駅に向かった。
駅の近くまで来ると、沙織が「オェーッ」といまにも吐き出しそうな嗚咽を口にした。

(こりゃ、だめだ)
俺は沙織を公園にあるトイレの洗面所につれていこうと思った。
トイレの洗面台までくると沙織は、その可愛い風貌からは想像もつかないような、
まるで獣の叫びのような嗚咽をはきながら、胃の中の物を吐き出した。
そして、沙織の背中を介抱するようにさすっている俺の手をふり払うと、男子トイ
レに転がりこむようにして入り、大便用の個室の中にくずれるようにしゃがみこんだ。

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