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[ #未分類 ]女性福祉センターの悪夢 その2[ #加賀美シュナ ]

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「男じゃないなら、キンタマ取っちゃうわよ――!」
会場のだれかが言いました。またそれで女性たちは拍手。

「ほらーさっさとしないと、パンツまで脱がされちゃうわよ!!」
女教師の小菅美帆が、よく通る声で言いました。

「あははは!脱がせ、脱がせ」
普段は真面目そうな、若いママが言います。
・・・・だんだん、会場が興奮してきているみたいです。
僕を取り囲む女性たちの輪が、さっきよりもだいぶ小さくなりました。

・・・・僕は、両手で顔を隠して、泣いてしまいました・・・・。
それしか、方法がなかったと言うことです。
すると、女性たちから大ブーイングがわき起こりました。

「なんだ、情けないわねぇ」
「泣いたって、どうにもならないじゃない」
と梨津子、奈津子の●●が言いました。

女性たちは、しくしくと泣きつづける僕の様子を、しばらく観賞していました。
こういうとき、女の人というのは、本当に残酷ですよ。
「ねえーみっともないでしょ。あれが、●●なんてする人間の姿なのよ」とか、
「よぉく見ておきなさい。悪い大人は、こうこう目にあうんですからね」なんて、それぞれの娘に教えたりしています。

中には「かわいそうじゃない?」と言った人もいたんですが、そういう彼女だって、拍手をしたり、 笑ったりしてるんだから、意味がないです。

しばらくして、元ヤンキーの沙耶さんが、僕のお尻をひっぱたきました。
「泣きたきゃ、いくらでも泣けばいいわ。だれも同情なんてしないから。あんたが抵抗しないなら、こっちからいかせてもらうよ!」
そう言って、彼女は、僕のわき腹に一発パンチをくらわせると、「いやっ!」の気合いとともに、足を振り上げました。

げすっ。             ・・・・・・見事な技と言うべきでしょうか。沙耶さんのサンダルが、 僕の男の急所部分をとらえました。
言うまでもなく、この一撃で僕は“GAME OVER”です。涙も吹き飛びました。
次の瞬間、会議室にいる女性たちが、大歓声を上げました。
その声を、僕は床にはいつくばって聞いています。

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